火山活動のため登山禁止されていた焼山の登山が解禁されたのが2006年12月。
いつかは・・・と思っていたが登山道の状態が不明のためなかなか行けずじまい。
糸魚川ルートは長い林道歩きがあるためパス、そうなると杉野沢コースか火打縦走しかない。
縦走では登り返しの上小屋泊まりになるだろうし、杉野沢コースの沢加減は不明だし・・・。
で、この秋に山頂までは無理でも道の偵察に(途中撤退前提で)行ってみようということになっていた。
そんな時に、よく拝見しているM氏のブログで焼山登山の記事が載っていた。
サイトには更に詳しく載っていて、沢道は問題なさそうということが判明。
タイミングよく天気予報は翌々日に太陽マーク。日もどんどん短くなっていくしこれを逃すワケにはいかないと
国体真っ最中だが10/1の予定は「焼山」となった。(・・・ただし起きられたらだけど)
4時起床、軽く仕度して5時出発・・・が、ストック忘れたのに気づき引き返す。
コンビニで食料仕入れ朝食は車中。そして登山口。靴を履き替えさあスタート。
登山道の入り口は赤リボンの目印が。道もしっかりしている。湿地になるのかミズバショウも花後の大きな葉を広げている。。
食べられるのかどうかは別としてキノコも出ている。湿度ぴったり菌たっぷりなんだろう。
1つ目の小沢を越える。これ位の沢ならいいけど、残る3つの沢はどんなだろう。沢は苦手だ〜(飛び石渡りがヘタ)
3つ目の沢を越える最後の1飛び、飛びきって身体の向き変えた途端滑って一瞬靴ドボン、その反動で大石に後ろ腿ぶつけてしまった。
そしてぶつけた腿よりウエストポーチのカメラの無事を確認する自分(^^;
沢を巻きながら高度をかせいでるのは確かなんだけど、高度計を見てもあまり上がってないのが…。
焼山の山頂部が見える。と、遠い。。。
・・・だったのだが、いつの間にか見えていたギザギザ山道に入っていた様子。
九十九折の登りに次第に右ひざ周辺が熱くなってくるような感覚。やばい?
伏流水の水場で小休止。冷たくてうまい〜〜〜!!ここでヒザストレッチ。もってくださいよー。頼むぜ〜〜
九十九折の登りに次第に燃料低下。富士見峠までがんばろうと思ったものの、腹が減ってはなんとやらで中休止して腹ごしらえ。
山頂、近づいてはいるんだけどまだまだだなぁ。。。
富士見峠を過ぎ、糸魚川ルートと合流。次の目標泊岩。
そんなところで筋イタ、来ましたぜー(-_-;)。でもまだ登りメインだからなんとかなりそうだけど…。
それにしても4時間がリミットですかい右足さん…
泊岩到着。この岩穴を簡易小屋にしちゃうんだもんなー。すげー。
ここから山頂は1時間との事だったけれど、久し振りの山登りに相方もバテ気味らしくなかなか足が出て行かない。
気を変えようと周りをみれば金山の後ろに白馬連峰。北アルプスの槍も見える。でも次第に雲が出てきてるよ…
やっと山頂稜線に到着。どーんと待ち構えるは岩場登り。鎖頼りによいこらせ。
山頂付近で人の姿。先行している相方と話してるのが聞こえる。で、やっと山頂到着。やったー!着きましたー!!
でも回りはすっかりガスの中。展望は真っ白。
聞くところによると単独行の方は火打から来たようだ。すごいなー。
山頂三角点の写真を撮って一旦戻り昼食。その後しばし頂上散策。火山らしくごつごつした山頂。噴煙に硫黄のにおいも。
下山開始。岩は越えたもののそれからのザレ場。ぐぉー足に来る!がんばれ自分!
よったよったと泊岩。よったよったと富士見峠。次第に相方と差がついていくのが分かる。よったよったと水場まで。
水場、沢越え地で相方待っていてくれるのだが合流後はやっぱり差がついていく。なんで痛いんだよーくそー!
沢渡りも、石を飛ぶというより這うみたいにして渡る。もう見てくれなんて関係なくとにかく渡れりゃいいんだよ状態。
痛みとともにどんどん膝から下に力が入らなくなっていく。筋肉痛ではなく筋が張る痛み、なんで?
登りはまだいいが僅かな下りでも、膝を曲げて下に下ろす=下る動作がしんどくなってきて、まず腰をおろして足を下ろすような状態になってしまった。
沢渡りと同じでとにかく下りれりゃいいんだよ状態に。
日暮れは早い。最後の沢を過ぎて登山口までの道はすでに暗くなっていた。ここらはほとんど水平道なので痛みもなく助かったが…
駐車場についた頃はもうすぐ中秋の名月になる月が煌々と輝いていた。
苗名の湯で汗を流してさっぱりしてから、中郷のニューミサで栄養補給。念願の焼山に登頂できてよかった。
道も刈られていたし、テープにペンキマーキング等目印もしっかりついていたおかげで無事登ってこれました。
関係者みなさんのご尽力にはもう感謝の一言です。
足は・・・もともと悪く通常でもだるかったりするんで、疲労が蓄積されるとこうなっちゃうんだろう。
困ったもんだが対処には筋力アップするしかないんだろうな、頼むよ腓腹筋(多分)くん・・・