里山日記

お山でのあれこれ(作業メモとも)
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2007年の初お山行き

2007.03.02 Friday | 春 > 3月

3/1
雨も上がり、気温はちょっと低いものの天気は晴れ。
しいたけのビニールシートのシート切りとシートかけの手伝い、
そして各地区の様子を見に行ってきた。
雪、日陰に少し残っているものの道路には全くない。
例年の今頃と比べると「いいのかなー」と言った感じだ。

とはいえ地温はそんなに上がっていないのか
山の家までの道のりに花の色は見られなかった。

到着してビニールシート作り。
3m近くのビニールの巻物を切っていく。
それをしいたけの原木にかぶせるのだ。
前日のしとしと雨が原木にゆっくり染み込んだ所にビニールをかぶせ
保温と保湿する。
けど、この仕事だって例年から見れば早いんだけど
しいたけが出始めているからやっとかないと・・・。
シイタケシート
 こんな感じになります。あとはしいたけの成長任せ

終わったので地植えした雪割草を見に行く。
下の株はまだまだだったが、上の日当たりのいい場所のものはもう咲いていた。
雪割草
 それにつけても葉の元気さよ…

あとは各地めぐり。
カンアオイの花が咲き出していた。ジナシはまだつぼみ。
途中日当たりのいいところで昼食。パンとおにぎり。

A地区〜H地区〜T地区・・・の途中でキクザキイチゲとカタクリのつぼみ発見。
ショウジョウバカマはもう咲いていた。
T地区から上の道を通って一旦家に戻りD地区へ。
こちらも日当たりのいいところでキクザキイチゲが咲きかけていた。
各場所では水路さらいや曲がった杉牽引の紐引きなおしとか枯れ枝整理とかいろいろ。
フキノトウ摘み。以前上越草花友の会のO氏に教えていただいたフキノトウの雄花と雌花の研究。
生え方は1場所に雄花雌花混合に出るのではなく、この個所は雄花、あの場所は雌花…とエリアを作って出る。
フキノトウ
 左雌花、右雄花
雌花はとんがり、雄花は丸っぽい。
真ん中の部分が白い雌花はコメ(米)、黄色い雄花はアワ(粟)というところもあるらしい。
→雌花が美味、雄花はそれに劣るという意味から
美味しいはいえ、トウを立てて種を飛ばすのが雌花なので、雌花摘み過ぎないようにということだ。

帰り、こちらの日当たりのいいところ(南西斜面)でもカタクリのつぼみを見つけた。
こちらは既に色づいているので開花も近いだろう。
よく見るとその周りにも芽が出始めている。
カタコ

早春の花の出始めも見ることができたお山の一日でした。
けど、山菜にはまだちょっと早いね。
3/1に出会った花たちは こちら

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好みにもよるだろうが「フキノトウは雌花のほうが美味い」というので
天ぷらにして食べ比べてみた。
雌花の方がマイルドで柔らかい感じ?
でも、ごっちゃになるとどっちでも変わらないというか分からないよ(^^;
| author : あぜち | - | - |